パート8での 【なぜ? おりづるなの】をお伝えしましが戯曲作家の木下順二が発表した「夕鶴」の基となった「鶴の恩返し」を 紹介します。
鶴の恩返し
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。ある寒い雪の日、おじいさんは町へたきぎを売りに出かけた帰り、わなにかかっている一羽の鶴をみつけました。
動けば動くほどわなは鶴を締めつけます。おじいさんはとてもかわいそうに思いました。
「じっとしていなさい。動いてはいかん。今助けてやるからなあ。」 鶴を助けてやると、鶴は山の方に飛んでいきました。 家に帰ると、おじいさんはその話をおばあさんにしました。 すると入口をたたく音がしました。 「だれでしょう。」とおばあさんは扉をあけました。 美しい娘さんがそこに立っていました。 「夜分すみません。雪が激しくて道に迷ってしまいました。どうか一晩ここに泊めてもらえないでしょうか。」 「ごらんの通り貧しくて十分な布団はありませんがよかったら泊まっていって下さい。」 娘さんはこの言葉に喜びそこに泊まることにしました。 次の日も、また次の日も雪は降り続き数日が過ぎました。 娘さんは心優しく二人のために炊事、洗濯、何でもやりました。寝る前にはおじいさん、おばあさんの肩をやさしく揉んであげました。
子供のいない二人は、わが子のように思いました。 ある日、娘はこう言いました。 「私は綺麗な布をおりたいと思います。糸を買ってきてくれませんか。」 おじいさんはさっそく糸を買って来ました。作業を始めるとき、こう言いました。 「これから、機をおります。機をおっている間は、決して部屋をのぞかないでください。」 「わかりましたよ。決してのぞきませんよ。素晴らしい布をおってください。」 部屋に閉じこもると一日じゅう機をおり始めました。夜になっても出て来ません。次の日も次の日も機をおり続けました。おじいさんとおばあさんは機の音を聞いていました。
三日目の夜、音が止むと一巻きの布を持って娘は出てきました。それは実に美しいままで見たことのない織物でした。 「これは鶴の織物と言うものです。どうか明日町に行って売ってください。そしてもっと糸を買ってきてください。」 次の日。おじいさんは町へ出かけました。 「鶴の織物はいらんかね。鶴の織物はいらんかね。」とおじいさんは町を歩きました。とても高いお金で売れたのでおじいさんは糸と他の物を買いました。
そしてうれしく家に帰りました。 次の日、娘はまた織物をおりはじめました。三日が過ぎたとき、おばあさんはおじいさんに言いました。 「すばらしい織物をどうやっておるんじゃろ。ちっとのぞいてみたい。」 「ちょっとだけ。ほんのちょっとだけですよ。」 とうとうのぞいてしまいました。 娘がいるはずの部屋では、一羽の鶴が長いくちばしを使って羽根を抜いて糸に織り込んでいました。 その夜、娘は織物を持って部屋から出てきました。 「おとうさん、おかあさん、ご恩は決して忘れません。私はわなにかかっているところを助けられた鶴です。恩返しに来たのですが
、姿をみられたからにはもうここにはいられません。長い間ありがとうございました。」 と手を広げると、鶴になり、空に舞い上がると家の上を回って、山の方に飛んで行ってしまいました。
※「鶴の恩返し」の内容はMasahiro Kudo『old stories of japan(日本昔ばなし英訳版・日本語訳・わらべ歌・子守歌)』より転
載しています。
以上が「鶴の恩返し」のストーリーですが受け止め方はそれぞれですけど、人の生き方も大きく違いますね、 私の生い立ちを振り返ってみますと 何一つ納得のいく事が無く実に反省しきりの生活でした。
親、妻、子供、兄弟、親族それと数々の触れ合いを持たせて頂いた方には数えきれない程の御指導、御鞭撻、又お詫びのしきれない程
の迷惑と心配をかけて来まして恥ずかしい限りです。
この様な事を踏まえて何か自分が自分の時間を使い小さなことでも良いから感謝され喜んで頂けるものは無いかと試行錯誤していたと
ころ、一昨年度の暮れに新聞紙上で介護タクシーの情報が有りこれだと思いスタートしました。
パート 9が長文に成りました。 まだまだ思いはありますので次回にしたいと思います。
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